「子どもが学校に合わなくて家で過ごすようになったけど、近くにフリースクールなどの居場所がなくて……」
「家で勉強を教えるべきかどうか、毎日モヤモヤしてしまう」
「進学や就職がどうなるのか、見通しを持ちたい」
全国で18万人いると言われる不登校状態の子どものうち、フリースクール等に通っているケースは数パーセントと言われます。ほとんどの子どもは家庭で過ごしています。
学校に合わないことを理解できても、学習のことや家庭の時間の過ごし方で悩みがつきない。
そんなとき、「不登校」を「ホームスクール」の時間と捉えなおしてみたら、日々の見方が少し変わります。
(※ホームスクールはホームエデュケーションとも呼ばれます。)
家庭で学び、育つ「ホームスクール」は、実は教育の原点です。
同時に最先端の学びのスタイルです。
海外では保護者がホームスクールを選択することはめずらしくなく、支援システムやネットワークにもアクセスしやすくなっています。
多様な学びプロジェクトの「とまり木」ロゴのデザイナーでもある北本貴子さんは、ホームスクールの中でも「アンスクーリング」と呼ばれる子どもの興味や自主性に基づいて進める家庭教育で、2人のお子さんを育ててこられました。
4月のオンライン講座では、北本さんに、ホームスクールをはじめたきっかけや、具体的な毎日の過ごし方、仕事との両立についてのヒントをお話いただきます。
後半では、北本さんと日本ホームスクール支援協会理事長の日野公三さんとの対談スタイルで、ホームスクールの基礎知識や歴史という視点で深めていきます。
日野さんは発達凸凹などのスペシャルニーズを持つ子ども達の高等教育にも深く関わられていますので、学齢期の「先」についても質問することが可能です。
多くの実践例を知り、深めることで、モヤモヤとした不安が「こうしていこう!」に変わります。
学校外での居場所運営に関わる方にとっても、子供たちの自発的な遊びを学びにつなげるコツがつかめる2時間です。
こんな方におすすめです
・現在不登校やホームエデュケーション、行きしぶりのお子さんの保護者
・フリースクール・オルタナティブスクール関係者、または学校関係者の方
・将来への不安から離れ、ポジティブな流れに身を置きたい方
こんなことが得られます
・ホームスクール、ホームエデュケーションについての基礎知識や実践例
・「家庭での学び」を支援する組織やネットワークがあること
・子どもたちへの接し方のヒントや将来のイメージ
・悩んでいるのは一人ではないという実感
講座開催日:2021年4月24日
※登壇者の肩書は講座実施時のものです
登壇者/モデレーター
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北本 貴子
ラナンキュラス(株)代表取締役
3児の母(18歳・13歳・10歳)下2人は4年間アンスクーリング(ホームスクール)で育てている。2020年まで、NPO法人日本ホームスクール支援協会の理事として活動。現在はプライベートでホームスクールを継続しながら会社経営を行っている。 -
日野公三
明蓬館高等学校校長 / アットマーク国際高等学校校長
NPO日本ホームスクール支援協会 理事長
さまざまな事情や困難な課題を持つ生徒を積極的に受け入れる通信制高校を運営して、卒業生3000人を越える。学業支援のみならず、心理支援、発達支援付きのサポートを特徴としている。卒業生に東田直樹氏(自閉症作家として活躍中、「自閉症の僕が跳びはねる理由」の翻訳書が30か国で出版)をはじめとして、発達障害、学習障害、ダウン症、視覚、聴覚障害など、 多様な障害者がいる。
・著書 「発達障害のこどもの可能性」(WAVE出版)「インターネット革命」(PHP研究所) -
青木智宏(モデレーター)
NPO法人多様な学びプロジェクト理事
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