お知らせ
【開催報告】子どもの心の受け止め方/川上康則(録画動画付)
2025年11月30日(日)、オンライン講座『子どもの心の受け止め方』を開催いたしました。杉並区立済美養護学校 主任教諭 川上康則さんにご登壇いただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
録画動画はこちらからご覧いただけます。

▼今回ご登壇いただいたのは
川上康則(かわかみ やすのり)
杉並区立済美養護学校 主任教諭。
公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。立教大学兼任講師。NHK『ストレッチマンV』「ストレッチマン・ゴールド』『ストレッチマンGO!』番組委員。特別支援学校の教員として障害のある子どもへの教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者を対象とした講演、相談支援などにも携わる。著書に『教室マルトリートメント』(東洋館出版社)、『マンガでわかる はじめて特別支援学級の担任になったら』(Gakken)、『教師の流儀』(エンパワメント研究所)ほか多数。

『子どもの心の受け止め方』川上康則(著)、光村図書

▼講座を視聴して
今回の講座を通して、子どもの行動をどのように捉えるかによって、私たち大人の関わりが大きく変わることを改めて実感しました。これまで「落ち着かない」「姿勢が悪い」「話を聞かない」と見えていた行動の多くが、実は子ども自身が環境の中でなんとか踏みとどまろうとする“自己調整の試み”であるという視点はとても新鮮でした。特に固有感覚や前庭感覚といった身体の発達が、行動や対人関係にここまで影響していることを知り、問題を“性格”や“しつけ”だけで判断してしまう危うさを感じました。
一方で、現代社会は便利になった分、子どもが身体感覚を育む機会が失われているという指摘にも深く納得しました。遊具の減少や生活の簡略化が、結果的に子どもたちの「体の地図」を育てにくくしているという視点は、家庭でも学校でも意識すべき点だと思いました。
何より印象に残ったのは、大人自身が“見方を広げる”ことで、子どもへのイライラや不安が和らぎ、より温かい関わりが自然に生まれてくるというメッセージであると思いました。行動の裏にある背景を想像し、子どもの小さな努力や変化に目を向ける姿勢を、日常の中で丁寧に育てたいと感じた講座でした。
まだ視聴されていない方いらっしゃいましたら、ぜひご覧ください!
▼講座を参加された皆さんの声
・不登校、多様な学びへの理解が深まった, 自分の行動を見直そうと思った。(学校教員・支援員)
・悩みに対してどうしたらいいのかヒントが見つかった, 自分でも何か取り組んでみたくなった。交流タイムも助かりました。(児童指導員)
・ありがとうございました。初めてオンライン・オンタイムで参加させていただきました。交流会もとても暖かい気持ちになれて、助かりました。(児童指導員)
・わかりやすく、資料も穴埋めになっていて、よかったです。(学校教員・支援員)
当講座の録画動画はこちらからご覧いただけます。
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