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【録画視聴可能!】学校が苦手な子を支える保護者や支援者のためのオンライン相談会(登壇:西野博之)開催レポート

2026年1月14日(水)、オンライン講座「学校が苦手な子を支える保護者や支援者のためのオンライン相談会」を開催いたしました。認定NPO法人フリースペースたまりば理事長の西野博之さんにご登壇いただきました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。


☆録画動画はこちらからご覧いただけます。

▼今回ご登壇いただいたのは

西野 博之(にしの ひろゆき)

1960年、東京都生まれ。認定NPO法人フリースペースたまりば理事長。
川崎市子ども夢パーク、フリースペースえんなど、各事業の総合アドバイザー。精神保健福祉士、神奈川大学非常勤講師。
86年より学校に行かない子どもや若者の居場所づくりを行う。文部科学省「フリースクール等に関する検討会議」委員など数々の公職も歴任。NHKをはじめとするメディアにも多数登場。
2021年まで15年間、川崎市子ども夢パークの所長を務め、22年にはそこで過ごす子どもたちの日常を描いたドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」が公開された。

講座を視聴して

「学校に行かない=問題」ではなく、「学校がその子にとって安全・安心な場所ではない可能性がある」。今回のオンライン相談会で、西野博之さんの言葉を聞きながら、その前提を改めて胸に刻みました。

印象的だったのは、卒業アルバムや卒業式の話です。親としては「思い出として残したい」「後悔しないように買っておきたい」と考えてしまいがちです。でも西野さんは、40年にわたり不登校の子どもたちと関わる中で、アルバムが「楽しい思い出」ではなく「つらい記憶を呼び起こすもの」になってしまうことがある、と語っていました。中には、買ったけれど見ない、あるいは見たくなくて処分したという声もある。だからこそ大切なのは、親の正しさや常識ではなく、子どもの声をそのまま聞き、自己決定を支える姿勢なのだと気づかされました。

卒業式についても同じです。「練習に出ていないから当日は出られない」と言われて不安になる保護者は多いけれど、式の形は本来いくらでも工夫できる。校長室での個別卒業式、卒業証書の受け取り方の調整、郵送など、子どもに負担の少ない選択肢がある。大事なのは「こうあるべき」に合わせることではなく、子どもの体と心が出しているサインを尊重すること。言葉では「行きたい」と言っていても、朝起きられない、体が動かない。それは「体が答えを出している」状態かもしれない、という指摘はとても重く、同時に救いでもありました。

また、中学進学に向けた制服やランドセルなどの準備の話も現実的でした。高額な準備がプレッシャーになったり、買うこと自体が「行けと言われている」と感じさせたりすることもある。必要なら学校に相談し、レンタルや譲渡の仕組みを探す。コミュニティで声を上げれば集まることもある。準備を「今すぐ完璧に」ではなく、「いざという時の安心材料」に変えていく視点が参考になりました。

この相談会を通じて感じたのは、支援とは「何かを与え続けること」ではなく、子どもと親が無理をしない形で選べる道を増やしていくことだということです。自己決定を支える。対話を続ける。必要なら距離を取る。どれも「逃げ」ではなく、子どもと家族の暮らしを守るための大切な選択肢なのだと思いました。

まだ視聴されていない方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧ください!

録画動画について

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