新型コロナウィルスによる休校期間が延び、学校再開の声も聞こえる中で、保護者からの悲鳴にも近い声が聞こえるようになってきました。
「学校からの課題を子どもにさせようとすると、ケンカばかり。」
「子どもが前より甘えるようになったり、泣き叫ぶようになって、ずっと一緒にいるとイライラしてくる、、、。」
「今はいいけど、学校が再開したらどうなる?」
また不登校、ホームスクーラーの親御さんからは、
「休校明けはなんとなくザワザワする」
「家庭で育つ子に親ができる関わりって?よりよく付き合うヒントが欲しい」
という声も頂いています。
また学校現場の先生は、まさに今、「緊急事態下で子ども達をどう迎えたらいいか?」悩まれているのではないでしょうか。
▼こんな方に向いています
☑︎長引く休校や学校再開で、子どもと無理なく付き合うヒントが欲しい親御さん
☑︎家庭で育つ不登校やホームスクーラーの子達と、よりよく付き合うヒントが欲しい親御さんやフリースクールスタッフ
☑︎学校再開でどう子ども達を迎えたらいいのか悩まれている学校現場の先生方
☑︎そのほか、興味のある方
報道によると、18歳以下の悩み相談に応じる「チャイルドライン」への相談は、前年比⒉4倍に増えたそうです。
現在のコロナにおける長い休校や外出自粛の状況は、震災の時などの危機的状況に置かれた子ども達の状況に近く、また不登校の子ども達の初期の状況や、病院内学級の子ども達にも似たところがあります。
私たち大人はこの危機にどう対応して、自分をケアしつつ、子ども達と付き合っていけばいいのでしょうか。
また休校明けの子ども達の何を気をつけて家庭や学校で付き合っていけばいいでしょうか。
引き続き家庭で過ごす子ども達には、どんな関わりができるでしょうか。
ドラマ『赤鼻のセンセイ』のモデルにもなり、NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』にも出演され、病院内学級で学校に継続的に通うことが困難な子ども達へ関わってこられた副島賢和さん。
IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)前東アジア副代表で、『危機的状況における遊び 子どものくらしに関わる人のためのガイド』の日本語訳にも関わり、国内外の冒険遊び場(プレイパーク)の現場に立ち続け、子どもや親御さんを「遊び」の側面で見守ってきたプレイワーカーの嶋村仁志さん。
子どもが不登校になったことをきっかけにホームスクールで子ども達を育て、学校外で育つ子ども達の心理的・物理的なインフラづくりを進める「多様な学びプロジェクト」代表の生駒がモデレーターとなって、2人の対談を通して、いま共通して見えている課題と、現在のような危機的状況の中で、保護者や教育者が、どのように子ども達と関わったらいいのかのヒントを提示できたらと考えています。
難しい、専門的な話ではなく、今すぐ持ち帰ってできるエッセンスも用意します。
=令和2年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業=
◆講座開催日:2020年5月31日
※登壇者の肩書は開催当時のものです。
登壇者/モデレーター
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副島 賢和(そえじままさかず)
昭和大学大学院保健医療学研究科 准教授・学校心理士スーパーバイザー・昭和大学附属病院内学級担当
1966年福岡県生まれ。昭和大学大学院保健医療学研究科准教授、昭和大学附属病院内学級担当。学校心理士スーパーバイザー。大学卒業後、東京都の公立小学校教諭として勤務。1999年より東京学芸大学大学院にて心理学を学び、2006年より8年間、品川区立清水台小学校教諭・昭和大学病院内さいかち学級担任。「ホスピタル・クラウン」。2009年ドラマ『赤鼻のセンセイ』(日本テレビ)のモチーフとなる。2011年『プロフェッショナル仕事の流儀』(NHK総合)に出演。著書に『あかはなそえじ先生の ひとりじゃないよ:ぼくが院内学級の教師として学んだこと』(学研教育みらい)、『赤はな先生に会いたい!』(金の星社)など。 -
嶋村 仁志(しまむらひとし)
1968年、東京都生まれ。
1996年から羽根木プレーパーク(東京・世田谷)でプレ―リーダーとして子どもと関わる仕事に就き、これまで国内外の遊び場の立ち上げや人材育成等に関わる。前IPA (International Play Association)東アジア副代表(2005~2011)。「すべての子どもが豊かに遊べる東京」を掲げて、一般社団法人TOKYO PLAY を設立。代表理事。9歳と4歳の子の父。 -
生駒 知里(いこま ちさと)
多様な学びプロジェクト代表理事
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