不登校、まきこみ、まきこまれ、生きていく/矢萩多聞

  • 不登校の悩み

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「小学校低学年から学校に行き渋っている。行かせるべきか休ませるべきか悩んでいる」
「子どもが不登校。将来仕事はできるの?という不安が心から離れない」
「学校に行けない自分はダメだと子ども自身が苦しんでいる。どう寄り添ったらいい?」

この講座では、独学で画家・装丁家となった矢萩多聞さんにお話をうかがいます。

横浜生まれの矢萩多聞さんは、今、京都で子育てしながら画家・装丁家として暮らしています。


小さい時から学校とそりがあわず、小5、6は先生や友達に恵まれ学校生活を楽しんだものの、中学校は苦しいばかりで、ついにやめてしまいます。
引きこもる生活の中で、「学びたい」「のびのび生きていたい」という欲求が限界を超えた時、インドで暮らしてみたいと思い立ちました。
両親は戸惑いながらも、インドの話になると晴々とした顔になる多聞さんを見て、賛成しました。
自らの足で歩いて地図を作り、言葉や習慣を学ぶ暮らしは、まるで「町が先生」になったようでした。時に病気にもなりながら、好きだった絵を描き、日本で個展を開いて販売。次第に本づくりの世界にまきこまれていきます……。

多聞さんが、「たまたま」の力を信じて、「まなび」と「しごと」に出会ってきたストーリーは、きっと、一人ひとりが居心地のよい場所や働き方を見つけるヒントになると思います。

そして今、多聞さん自身も、学校外で育つ子の子育てを試行錯誤中です。
「まきこみ、まきこまれ、生きていく」。

今、子育て中の方だけでなく、フリースクールや教育支援センター等ではたらいている方にもご参加いただければうれしいです。

▼こんな方におすすめです

・行き渋り、五月雨登校、不登校状態の子どもを持つ保護者
・子どものことで悩みを抱えている保護者
・フリースクール、オルタナティブスクールの運営者、スタッフの方
・スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、教育支援センター、学校教諭の方

▼こんなことが得られます
・学ぶ場所、はたらく場所を見つけるヒント
・「はたらく」に対する不安から少し離れるヒント
・家族をまきこみ、まきこまれて生きている仲間

◆講座開催日:2024年12月14日
※登壇者の肩書は開催当時のものです。


【2024年度赤い羽根福祉基金助成事業】

登壇者/モデレーター

  • 矢萩 多聞(やはぎ たもん)

    画家・装丁家。

    1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド、ネパールを旅する。中学1年から学校をやめ、ペン画を描きはじめる。

    95年から南インドと日本を半年ごとに往復しながら個展を開催。2002年から本づくりの仕事をはじめ、これまでに600冊を超える本をてがける。2012年から京都移住。
    著書に『本とはたらく』(河出書房新社)、『美しいってなんだろう?』(世界思想社)、共著に『本を贈る』(三輪舎)など。
    *プロフィール写真:吉田亮人

  • 松井 路代(まつい みちよ)

    NPO法人多様な学びプロジェクト スタッフ
    ホームエデュケーションの記録をコラムやエッセイで発信している

みんなのコメント

  1. momoさま、コメントありがとうございます。皆様からの感想もお待ちしています!
    とまり木オンライン事務局
  2. アーカイブ視聴しました!多聞さんの温かいお人柄と、画家ならではというか、言葉なんですが絵を描くような表現力が、とってもすてきでした❤ いかにも管理型の先生だったときと子どもの主体性を尊重する先生だったときとで、多聞さんにとっての「学校での学び」が全然違うものになるというのもなるほどなーと。また、多聞さんのお母様がすばらしくて…✨ 学校に行く行かないの問題ではなくて、周りの大人が、その子どもをどれだけ肯定的な眼差しでみるかが、その子の自尊心や主体性を潰さないでいられるかに大きく影響するんだなぁーと改めて感じました。年の瀬に心がほっこりするお話を聴けました、いつもありがとうございます!!
    momo

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