お知らせ
【録画視聴可能!】「児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた」開催レポート
2026年8月22日(土)、オンライン講座「児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた」を開催いたしました。
精神科認定看護師・こど看さんにご登壇いただきました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
☆録画動画はこちらからご覧いただけます。

▼今回ご登壇いただいたのは
こど看(こどかん)
精神科認定看護師。
精神科病院の児童思春期精神科病棟に10年以上勤務し、6〜18歳の子どもたちと日々向き合う現役看護師。「子どもとのかかわりを豊かにする考え方」をX・YouTube(@kodokanchildpsy/フォロワー計十数万人)やnoteで発信。著書に『子どもの傷つきやすいこころの守りかた』『10代のこわれやすいこころの包みかた』(KADOKAWA)。一児の父。
▼講座を視聴してー印象に残ったこと
今回、「児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた」をテーマにオンライン講座を開催しました。
ご登壇いただいたのは、児童・思春期精神科病棟で長年子どもたちと向き合ってこられた、精神科認定看護師のこど看さんです。不登校やひきこもり、親子のコミュニケーション、自傷、オーバードーズなど、子どものこころと向き合う中で大切にしていることを、具体的な事例も交えながらお話しいただきました。
今回の講座で何度も感じたのは、子どものこころを「分かろう」とすることと、子どものこころを「決めつける」ことは違うということでした。
【第一部 まなざしが変わると、子どもとの関わりが変わる】
第一部で印象に残ったのは、目の前の行動だけで子どもを判断しないというお話です。
学校に行かない。部屋から出てこない。ゲームばかりしている。そんな姿を見ると、どうしても「どうしたら変えられるだろう」と考えてしまいます。私自身も、長男が不登校になった当初は、「学校に行けているか」「勉強できているか」など、目に見える部分ばかりを気にしていました。
でも大切なのは、「この子に、何があったんだろう?」と、その行動の背景に目を向けること。そして、子どもを一人の人として尊重し、「あなたはどうしたい?」と本人の考えを聞くことです。
また、不登校になるとよく言われる「見守る」という言葉についても考えさせられました。見守るとは、何もしないことではありません。いざという時にはすぐ助けられる準備をしながら、子ども自身が考え、動く力を信じて待つこと。
不登校家庭を経験した親として、改めて感じるのは、子どもを見守る親にも、親自身を見守ってくれる誰かが必要だということです。
【第二部 行動ではなく、その奥にあるこころを見る】
第二部では、自傷やオーバードーズなどについてもお話しいただきました。
こど看さんからは、自傷がその子にとって、耐え難い苦しさを何とか生き延びるための手段になっている場合があるというお話がありました。行動だけを見て「そんなことをしたらダメ」と叱るのではなく、「そこまでしなければならないほど、何が苦しかったんだろう」と、その背景にある気持ちに目を向ける。もちろん、身体に危険がある時には、すぐに医療につなげることも必要です。
これは、不登校にも通じる部分があるように感じました。「学校に行かない」という行動だけを見て「どうやって行かせるか」を考えるのではなく、「なぜ今、学校に行くことが難しいのだろう」と考えてみる。大人が理由を決めつけるのではなく、子どもと一緒に考えていく。その姿勢が大切なのだと思いました。

【第三部 子どもだけでなく、あなたも置き去りにしなくていい】
第三部で、私自身が特に心に残ったのが、「あなたも置き去りにしなくていい」という言葉です。
子どもが不登校になると、親は子どものことで頭がいっぱいになります。私自身も、仕事を調整しながら子どもに付き添い、学校やいろいろな場所へ相談し、「これでいいのだろうか」と何度も考えてきました。
でも、「子どもを大切にすること」と「自分を大切にすること」は、どちらか一つではありません。自分の好きなことをする。誰かと話す。休む。人に頼る。親にも、そんな時間があっていい。
私自身も、親の会や同じ経験をしている保護者、学校や地域の方々とつながる中で、「悩んでいるのは自分たちだけではない」と思えるようになりました。問題が全部解決するわけではなくても、誰かとつながることで心に少し余白が生まれる。その余白が、子どもを見るまなざしにもつながっていくのだと思います。
【さいごに】
今回の講座を通して感じたのは、子育ても、不登校への関わりも、すぐに正解を出そうとしなくていいということです。親だからといって、すべての答えを知っているわけではありません。だからこそ、「こうしなさい」と答えを決めるのではなく、「どうしようか」と一緒に考える。
長男が不登校になった当初の自分にも、「そんなに急いで答えを出さなくても大丈夫」と伝えたいです。学校に行くことだけをゴールにするのではなく、その子が安心して、自分らしく育っていけることを大切にする。そして、子どもだけでなく、親も孤立しないこと。
多様な学びプロジェクトが、親子にとって「自分は一人じゃない」と思えるつながりの一つになれたらと思います。
ご参加いただいた皆さま、そして大切なお話を届けてくださったこど看さん、本当にありがとうございました。
▼講座を参加された皆さんの声
・自分がこどもにとっての主要な登場人物の一人、という捉え方で、心が軽くなりました。TALKの原則も覚えやすくてよかったです。(保護者)
・こど看さんが、専門用語など使わず分かりやすい言葉で話して下さった点が良かったです。とても理解しやすかったです。(保護者)
・不登校当事者にによくある課題に対してとても分かりやすく丁寧に対応を教えてくださりとてもためになりました。(フリースクール/オルタナティブスクールスタッフ、親の会世話人)
・こどもを見る眼差しを変えるとどう行動が変わるのかがよくわかりました。どんな風にこどもと接すると雑談ができるか、具体的に示してくださってわかりやすかったです。早速子どもの好きなものについて聞いてみようと思いました。(保護者, フリースクール/オルタナティブスクールスタッフ、親の会世話人)
▼録画動画について
☆当講座の録画動画はこちらからご覧いただけます。
会員登録で全編視聴可能です。
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