<子どもの話の聴き方、接し方>支援スキルアップ研修パッケージ


【研修対象者】
・教育支援センター・学びの多様化学校などの公的支援施設のスタッフ
・スクールカウンセラー/スクールソーシャルワーカー
・教員

【解決できるお悩み・ニーズ】
不登校の子どもの話の聞き方や接し方を知りたい。対応スキルを向上させたい
【研修内容】
【特徴】
本サービスの対象は、フリースクール、オルタナティブスクール、居場所、教育支援センターなどの責任者および現場スタッフ、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどです。
多数の支援スキルアップ動画/組織運営力向上のための動画を、オンデマンドで視聴することができます。不登校の子どもたちのための支援の質を向上し、組織・個人の成長を力強く促進します。
【研修のゴール】
・子どもが意見を表明できるようなサポート力が身につきます。
全4回のプログラム内容
- 第1回 不登校のハッピーアドバイス
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内容 「登校を嫌がる子ども。休ませた方がいいと言われるけど、本当に将来、大丈夫?」
「学校に行かないでいいと思えるようになったけれど、家でゲームをしたりしている姿を見るとイライラが募ってしまう」
「学校を休んでいる子ども。いつ<動き出す>の? 先が見えない毎日が辛い」
「家族や親せきの理解が得られない。先生とのやりとりに疲弊している……」
「まずお伝えしたいのは、”焦らなくていい”ということ」。
『子育てハッピーアドバイス』明橋大二先生による、「不登校のハッピーアドバイス」講座です。
「不登校の対応には3つのステージがある」と明橋大二先生はおっしゃっています。
最初はとにかくたっぷり休ませる休養期。次に充電期。そして援助期へ。
講座では、児童・思春期精神医療の視点から、回復のプロセスにおける親や教育関係者の適切な関わり方をお話いただきます。
HSCなどの子どもの特性に合わせた対応や、不登校を支える親にも支えが必要なこと。
学校との関わり方も含めた”保存版”「不登校のハッピーアドバイス」です。 - 第2回 子どもアドボカシー入門
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内容 『子どもアドボカシ』ーってよく聞く言葉だけど何だろう…
意見表明権とは聞くけど何をしたらいいのかわからない…
子どもの意見を取り入れた活動を行っていきたい…
と考えるフリースクールスタッフ、プレイリーダー、子ども食堂スタッフ、学校教員の方へ。
こども基本法、子ども家庭庁など
子どもを取り巻く法律や体制は一気に進もうとしています。
今この時にしっかり情報をつかんで、知っておくことが
子どもをサポートする支援者には必須になっています。
「アドボケイトとは?」、子ども基本法、その背景をお伝えする講座です。
子どもの意見を聞くということは
「何でもかんでも子どもの言うとおりにすればいいの?」という素朴な疑問もあると思います。
実はそうではなくて
大人の応答・説明義務を明確にするということが大事になってきます。
●エンパワメント
●子ども主導
●独立性
●秘密を守る
●機会の平等
●子どもの参加
の要素を含んでいるアドボカシーの考え方。子どもの権利擁護には奥深い世界が広がっています。
『子どもの声を聴く』ことを学んで
身近な子どもが意見を表明できるようなサポートをしていきましょう!
- 第3回 学校が苦手な子の親と支援者のための「子どもの話 聴き方講座」はじめの一歩
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内容 「子どもが学校を行き渋っている。理由をたずねてもはっきりとしない」
「話を聴いてあげるのが大事だと頭でわかるけど、自分の焦りやイライラで、どうしていいかわからない」
「フリースクールスタッフや教員、学童保育スタッフ。子どもと接する仕事をしている。子どもからの相談の対応の質を上げたい。スタッフ同士も聴きあう力を身につけたい。」
「親の会運営者。親同士の聴きあう力が高まったら、もっといい会の運営ができそう」
「ホームスクール家庭。もっと子どもとの充実した時間を過ごしたい!」
こういった悩みや願いをもたれていませんか?
テーマは、親と支援者のための「子どもの話の聴き方」はじめの一歩です。
コミュニケーションカウンセラーで、リスニングママ・プロジェクトの代表講師である高橋ライチさんから話の聴き方を学びます。
話を聴いてもらうことで、子どもたちは心の底の混沌としている思いや願いを少しずつ言葉にできるようになっていきます。
深く聴くことは、共感にもつながり、心が整理され、傷が癒え、自己が肯定されることで主体的に動き始める第一歩になることが少なくありません。
そのためには大人自身が自分の心の声を深く聴くことや、聴いてもらうこと、大人同士が聴き合う関係をもてることもカギになってきます。
【レイクチャーの内容】
・聴くことで育まれるもの
・必要なのは先回りでなく○○
・一番簡単な傾聴スキル、話しやすい場づくりとは?
・二番目に簡単な傾聴スキル、ここがポイント!○○○のコツと効果
・3つの「きく」の違い
・一番大事な傾聴スキル、○○に寄り添うとは?
- 第4回 子どもの声を聞いてみよう! 不登校からの中学・高校卒業後の進路の選び方
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内容 「小学校から子どもが学校を離れている。まったく勉強していないけど大丈夫だろうか」
「モヤモヤや焦りでいっぱいだけど周りに話せる人がいない」
「中学校から不登校。傷ついている子どもと、進学についてどう話したらいいのかわからない」
「なんとか高校には入ったけれど中退してしまった……。親はどうサポートできる?」
テーマは「進路」「進学」です。
登壇者は、それぞれの時期、それぞれの理由で不登校になった経験を持ち、学びの日々を送っている3人の若者です。
・不登校状態になったとき、親や先生、周りの大人にどう接してほしかった?
・勉強はどうした?
・進学先を決めたきっかけは?
・ブランクから進学することについて不安はなかった?
座談会形式で、我が子には聞きにくいことをモデレーターの生駒知里が質問しながら、「不登校経験と進学」「周りの大人の接し方、声のかけ方」について深めていきます。
小学校高学年、中学校不登校から通信制高校進学、大学へ。
高校中退から高卒認定試験経験を経て、大学へ。
小中時代はフリースペースで過ごし、定時制高校へ。
三者三様の経験談をお話いただきますが、打ち合わせでお話ししていると、3人にある一つの共通点があるということが浮かび上がってきました。
それは一体何だったのでしょうか?
この講座で「若者のリアルな気持ち」に触れてみませんか。
15の春に向けての”心構え”を作りやすくなると思います。
「多様な学び」や「多様な学び方」がより広く認知されれば、「不登校」は問題ではなくなると確信しています。
研修講師一覧
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明橋 大二
精神科医
真生会富山病院心療内科部長
専門:精神病理学、児童思春期精神医療 -
川瀬信一
一般社団法人子どもの声からはじめよう代表理事/こども家庭庁参与
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高橋ライチ
NPO法人リスニングママ・プロジェクト代表講師
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岩崎茉緒
法政大学2年生
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押田健生
法政大学2年生
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櫻原楓
定時制高校1年生
受講者の評価
活用実績
アーカイブ動画視聴と団体内ミーティングの掛け合わせで、価値観の共有を実現
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NPO法人盛岡ユースセンター
(フリースクール)フリースクールの運営は身近に相談できる同業者も少なく、活動に迷うこともありますが、全国の実践者や専門家の方々の講座をいつでも見れることで、課題に対する視野を広げてもらっています。また支援者向けの動画では、助成金の取り方や行政との連携に向けた講座もあり、参考になっています。フリースクール実践者の方々の声やホームスクール家庭の実践者の声や様々な立場の当事者の方の声が聴けるのもとても勉強になっています。(代表・尾形岳彦)
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NPO法人マナビダネ
(フリースクール)子どもたちどの活動は楽しく充実していますが、支援者としてのスキルアップの時間が取れないのが悩みでもありました。とまり木サロンのアーカイブ視聴は、自分の空いた時間で学ぶことができました。講師の先生方も多彩で、様々な視点からのお話が聞けることが魅力です。明日からの支援に活かせる内容ばかりでした。特に、「子どもアドボカシー入門」は今知りたいと思っていた内容だったので、とても勉強になりました。特にアドボカシーはジグソーパズルという言葉が印象的でした。(代表・土橋秀子)
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ミズタマリ
NPO法人キーデザイン
(フリースクール)フリースクールの横のつながりもまだ少ない中で、子どもたちとの関わり方や組織運営、経営といった面について、自団体のみで考えねばならないことが多くあります。現場にかける時間も多く、研修のようにスタッフがスキル向上していく機会が少ない中でこうしたアーカイブ配信という形で自由に学べる形があるのはとてもありがたく思っています。代表でも現場スタッフでもどの立場にある人にも役立つコンテンツがあり大助かりです。(代表・土橋優平)
よくある質問
- 「研修パッケージ」とは何ですか?
90本以上のオンライン講座をテーマごと・スタッフ階層ごとに組み合わせた研修動画パッケージです。
スタッフ階層は「現場スタッフ向け」「リーダー向け」「運営者向け」の3つに分かれています。- 「研修パッケージ」の一例を教えてください。
例えば「現場スタッフ向け」の研修パッケージの一つに「<子どもの話の聴き方、接し方>支援スキルアップ研修パッケージ」があります。
このパッケージでは、下記4つの研修動画を視聴することができます。
第1回 不登校のハッピーアドバイス(講師:明橋 大二/精神科医)
第2回 子どもアドボカシー入門(講師:川瀬信一/一般社団法人子どもの声からはじめよう代表理事/こども家庭庁参与)
第3回 学校が苦手な子の親と支援者のための「子どもの話 聴き方講座」はじめの一歩(講師:高橋ライチ/NPO法人リスニングママ・プロジェクト代表講師)
第4回 子どもの声を聞いてみよう! 不登校からの中学・高校卒業後の進路の選び方(登壇:不登校体験のある3人の子どもたち)- 「研修パッケージ」の活用方法を教えてください。
現場スタッフやボランティアスタッフ向けの団体内研修として活用することができます。
オンデマンドで研修パッケージの動画を事前に視聴してもらい、研修レポートを提出してもらったり、別日に感想シェア会を開催したりするなどして、研修時間を短縮しつつ質の高い講師による研修を低価格で実施することができます。
また、保護者支援のコンテンツとしても使用することができ、保護者の子ども理解促進や親子関係の改善に役立てることができます。