お知らせ

【録画視聴可能!】「新学期の不安に寄り添う「安心基地」のつくり方 ― 不登校状態にある子どもとの関わり方の基本 ―」開催レポート

2026年4月26日(日)、オンライン講座「新学期の不安に寄り添う「安心基地」のつくり方 ― 不登校状態にある子どもとの関わり方の基本 ―」を開催いたしました。東京学芸大学教育心理学講座教授の福井里江さんにご登壇いただきました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。


☆録画動画はこちらからご覧いただけます。

とまり木オンラインで視聴できます

▼今回ご登壇いただいたのは

福井里江(ふくい さとえ)
東京学芸大学教育心理学講座 教授


専門は臨床心理学、精神保健学。公認心理師、臨床心理士。大学・大学院において心理専門職の養成に携わりつつ、不登校やひきこもりの家族支援やスーパーバイズに長年取り組んでいる。不登校に関する保護者向け講演会や学校教員・支援者向け研修会の講師も、多くの自治体等で務めている。東京都ひきこもりに係る支援協議会委員、日本臨床心理士会ひきこもり支援専門委員会委員、国立市不登校支援スーパーバイザーほか。

講座を視聴して

新学期は、子どもにとっても保護者にとっても、期待と同時に不安が大きくなる時期です。クラス替えや先生の変化、友人関係の再構築など、環境の変化は目に見えないストレスとなり、「行けていたのに急にしんどくなる」「頑張っているのに続かない」といった揺れが起こりやすくなります。

今回視聴した講座「新学期の不安に寄り添う『安心基地』のつくり方」では、こうした時期だからこそ大切な関わり方の本質について学ぶことができました。

印象的だったのは、不登校を「問題」ではなく、「子どもが自分を守るための行動」として捉える視点です。

子どもは、心が限界に近づいたり、安全ではないと感じたり、エネルギーが切れてしまったときに、その場から離れるという選択をします。それは決して怠けではなく、自分を守るための自然な反応です。

しかし、その状態が長引くと、自信を失ったり将来への不安が大きくなったりすることもあります。だからこそ重要なのは、「どう戻すか」ではなく、「どう関わるか」という視点です。

その土台となるのが「安心基地」という考え方です。

安心基地とは、否定されず、比較されず、そのままの自分でいられる場所のことです。多くの場合、それは家庭であり、子どもにとってエネルギーを回復し、自分を取り戻すための大切な拠点となります。安心できる場所があるからこそ、子どもは少しずつ前を向く力を取り戻していきます。

一方で、子どもの状態は周囲の関わり方によって大きく変わります。

親が不安や焦りを抱えたまま関わると、その緊張は子どもにも伝わり、安心感が低下してしまいます。逆に、親自身が少しでも安心し、落ち着いて関われるようになると、その安心は子どもにも伝わり、エネルギーの回復につながります。

つまり、子どもを支えるためには、まず大人が安定することが重要です。

また、私たちは「学校に行けていない」「勉強が進んでいない」といった見えている課題に目を向けがちですが、その子の中には、頑張りや強み、魅力も確かに存在しています。

「今日は起きられた」「少し話ができた」といった小さな変化も大切な一歩です。

そうした部分に目を向け、認めていくことが、子どもの安心感を育てていきます

子どもたちが遊んでいる写真

▼講座を参加された皆さんの声

・私が言ったり書いたりしていることと共通していることがたくさん出て、とても納得感が高かったです。チャット欄への書き込みも随時取り上げてくださってありがたかったです。(民間相談機関運営)

・不登校の子どもとの具体的な接し方、かかわり方がすごくわかりやすかったです。おまんじゅう理論、心の守り方にも色々あって頑張るだけじゃないよ、というのはすごく共感できました。(支援者候補)

・先生の語り口がとても優しく、安心をもらえました。ついつい目の前の子どもが困難にぶつかった時に揺れてしまいますが、揺れる自分も「それもまた私の大切な気持ちだ」と受け入れる事ができる気がしました。おまんじゅう理論、「おまんじゅう」という言葉の響きもまた優しい気持ちになりますね。素敵な講座をありがとうございました。質疑応答の部分で、先生が「その子を出発点にして考える」という事をおっしゃっていて、自分がいかに子ども目線に立てていないかという事に気づき、ハッとしました。また揺れた時に何度も見返したいと思いました。(保護者)

録画動画について

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