お知らせ

【録画視聴可能!】学校の苦手な子 の子育て相談会 〜不登校のヨロイを脱ごう〜(登壇:今じんこ)開催レポート

2026年9月16日(水)、オンライン講座「学校の苦手な子 の子育て相談会 〜不登校のヨロイを脱ごう〜」を開催いたしました。エッセイ漫画家の今じんこさんにご登壇いただきました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。


☆録画動画はこちらからご覧いただけます。

▼今回ご登壇いただいたのは

今 じんこ(いま じんこ)さん

中1、小4の兄弟の2児の母。

長男が小1の5月に学校に行かない宣言し、親子で迷い悩みながら学校に行かない選択をするまでの体験を綴った実録コミックエッセイ『学校に行かない君が教えてくれたこと〜親子で不登校の鎧を脱ぐまで』を2023年4月に出版。現在、6刷重版。大きな話題に。

▼講座を視聴して

子どもが困っている姿を見ると、親は何とかしてあげたいと思うのは当然です。一方で、どこまで親がやってあげればいいのか、どこから子ども自身に任せればいいのか。その境界線に悩むことがあります。

今回の相談会は、これが正解と答えを教えてもらうのではなく、それぞれの経験を持ち寄りながら、みんなで一緒に考えていく時間でした。

最初の相談は、「子どもにやってあげすぎてしまったのではないか」というものでした。

子どもからコーンスープを作ってと頼まれ、今日は作らないよと言うと、じゃあ面倒だからいいやと諦めてしまう。これまで親がいろいろとやってきたから、自分でやらないことに慣れてしまったのではないか、という悩みでした。

相談会では、一緒に作ってみる?と誘う。かわいくお願いしてくれたら作るよ、と遊びにしてみる、など、さまざまな意見が出ました。

中でも印象的だったのは、今まで親がやってきたことを、急にすべてやめなくてもいいという話です。5つやっていたなら、まず1つ減らしてみる。ここまではやるけれど、ここからは一緒にやろうと少しずつ変えていく。

一方で、子どもが本当に甘えたい時には、あえて甘えさせてあげてもいい。自立させるか、やってあげるかの二択ではなく、その時の子どもの状態を見ながら考えることが大切なのだと感じました。

二つ目の相談は、「不登校の子どもの友達関係を、親はどこまで支えればいいのか」というものでした。

小学1年生から学校に行っていない小学2年生のお子さん。幼稚園時代の友達と遊べるように、親が相手の保護者へ連絡し、予定を調整しているそうです。子どもは友達と遊ぶことを楽しみにしている。でも、親自身は一部の保護者との付き合いに疲れている。それでも、自分が頑張らなければ、子どもが孤立してしまうのではないかと悩んでいるという相談でした。

ここで印象に残ったのが、子どもの人間関係と、親の人間関係は分けてもいいという考え方です。今ある友達関係を親が必死に維持し続けるだけではなく、フリースクールや地域の居場所、親の会、オンラインなど、学校の外に新しいつながりをつくることもできます。最初のきっかけは親がつくってもいい。でも、その先の人間関係まで、ずっと親が背負い続けなくてもいいのかもしれません。

また、以前相談された方から、嬉しいその後の報告もありました。

息子さんが、お母さんと妹が風邪で寝込んでいた日に、一人で外へ出かけ、自分と妹へのシールと、一つのシュークリームを買って帰ってきたそうです。3人で分けたシュークリームはぐちゃぐちゃ。手もベタベタ。それでも忘れられない味になったと報告してくださいました。2年前には、一人で外へ出ることも怖がっていたお子さんでした。

この話から、私は子どもの成長を何で測るのかを改めて考えさせられました。学校に行けた、勉強ができたということだけではなく、一人で外に出られたこと、自分で買い物ができたこと、家族を思って行動できたこと。学校という物差しだけでは見えない成長も、日々の生活の中にはたくさんあります。

三つ目は、「不登校の子どものために、親は仕事を休んだ方がいいのか」という相談でした。

小学3年生から学校に行けなくなり、現在は小学5年生。本人からは学校のことがずっと頭にある、不安、寂しいという言葉も出ており、両親がフルタイムで働く中、一人で家にいることも多い。介護休業やテレワークなどを利用した方がいいのでしょうかという相談でした。相談会では、仕事を辞めた人、働き方を変えた人、働き続けた人など、参加された方からさまざまな経験が共有されました。

その中で印象に残ったのが、子どもが今どんな状態なのかと、親自身はどう働きたいのかを分けて考えるという視点です。休む、働き続ける、テレワークをする、勤務時間を変える。上司や人事、労働組合に相談する。それぞれの家庭によって選択肢は違います。

 私自身も、長男が学校に行けなくなった頃は、どうすればいいのか分からず、学校への送迎、仕事の調整、学校や行政への相談、学校以外の居場所探しなど、できることを必死に探していました。親として、もっとできることがあるのではないかと考えていた時期もあります。

今回の相談会を通して改めて感じたのは、支えることと、親がすべてを背負うことは違うということです。

甘えたい時には甘えさせてもいい。自分でできそうな時には任せてもいい。友達とのきっかけを親がつくってもいいけれど、その関係をずっと背負わなくてもいい。子どもが不安な時にはそばにいることも大切ですが、親自身の仕事や人生をすべて諦める必要もありません。

子どもの状態も、親の状態も、家族を取り巻く環境も変わっていきます。だから、その時々で親子にとってのちょうどいい距離を探していけばいいのだと思います。今、誰が、何に困っているんだろう?子どもが困っているのか。親が困っているのか。それとも、親がこの子は困っているはずと先回りしているのか。

一度立ち止まり、親だけで答えを出そうとせず、子どもと一緒に悩み、周りの人にも頼りながら、その時々のより良い選択肢を探していく。子どものために頑張る。でも、親だけで背負いすぎない。そんなことを改めて考える、学びの多い相談会となりました。

次回の「学校の苦手な子 の子育て相談会 〜不登校のヨロイを脱ごう〜」は
2026年12月15日(火)20:00〜21:00 に開催予定です!

※次回は火曜日なのでお間違えなく!

とまり木オンライン限定イベントになります。詳細はこちらから
またぜひご一緒できるのを楽しみにしています。

▼講座に参加された皆さんの声(アンケートより抜粋)

・ご質問に回答される中で、じんこさんや生駒さん、参加者さんの様々な体験や視点を知る事が出来て良かったです。ツムツムをしてるじん子さんが好きでやってるんじゃない、どうしてゲームばかりしているのかという話が改めて考えるきっかけを頂いた感じがします!(子どものゲームの問題ではなく、自分のSNSで時間を溶かしてる問題ですが…もっと自分と対話してみようと思いました笑)(保護者, フリースクール/オルタナティブスクールスタッフ、親の会世話人)

・ちょうどよい人数、聞きやすい時間帯と長さで、子どもにご飯食べさせながら楽しめた!(保護者)

参加者の声

・すごく不安もあったけど、勇気を出して話したら、じん子さんが、私もそういう経験があると言ってくれて、心からホッとしました…。気づけなかった自分に、責めていたけれど、生駒さんが、これはいいきっかけになるんだと教えてもらったら、「明日から、ごはんつくるぞ!」と気持ちが前向きになりました。また、「ああ〜」って落ちちゃうんですけど…ね。そしたら、おしゃべり会にも参加してみます。お二人とも、今日はありがとうございました!そして、お疲れさまです。いつもこういう機会をつくってくれて、本当に感謝です✨(保護者)

▼録画動画について

☆当講座の録画動画はこちらからご覧いただけます。
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