お知らせ
【録画視聴可能!】【こども性暴力防止法対応】「こどもと関わる大人のためのハラスメント予防の基礎と実践(全2回・録画配信付き)第一回基礎編」開催レポート
2026年6月20日(水)、オンライン講座【こども性暴力防止法対応】「こどもと関わる大人のためのハラスメント予防の基礎と実践(全2回・録画配信付き)第一回基礎編」を開催いたしました。
りのは綜合法律事務所・代表弁護士の塙創平さんにご登壇いただきました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
☆録画動画はこちらからご覧いただけます。

▼今回ご登壇いただいたのは
塙 創平(はなわそうへい)
りのは綜合法律事務所・代表弁護士
早稲田大学、大宮法科大学院大学法務研究科卒業。学生時代にネットベンチャーを創業する等した後、弁護士登録。りのは綜合法律事務所代表。IT や非営利団体・公益法人のガバナンス等の先端分野を特に得意とし、各団体の顧問等を多数務める。現在の注力分野は、ハラスメントやこどもの安全。
▼講座を視聴してー印象に残ったこと①
講師を務められた弁護士の塙先生のお話で、特に印象に残ったのは、「コンプライアンスとは法律を守ることではなく、社会とのコミュニケーションである」という言葉です。
法律に違反していなければ良いのではなく、子どもや保護者、地域から信頼され続けるためには、この関わり方で本当に安心してもらえるだろうかという視点を持ち続けることが大切だと話されていました。
子どもと関わる活動をしていると、悪気はなかった、子どものためを思ってやった、という場面は少なくありません。
しかし、その善意だけでは子どもを守ることはできません。
だからこそ、ハラスメントや不適切な関わりを個人の問題にするのではなく、組織全体で予防し、学び続けることが重要なのだと感じました。
【印象に残ったこと②】
講座では、「ハラスメントは犯罪レベルのものだけではない」という話も印象的でした。
ニュースになるような重大な事案だけではなく、少し違和感がある、この関わり方は適切なのだろうか、と感じる小さなサインを見逃さないことが、大きな問題を防ぐことにつながります。
塙先生は、犯罪や重大な不法行為になる前の不当なハラスメントの段階で気づき、止めることが予防の本質だと話されていました。
また、これくらい言わなきゃ伝わらない、という考え方にも触れられました。
相手を変えようとして強い言葉を重ねるのではなく、伝え方や関わり方を見直すことの大切さを改めて考えさせられました。
【印象に残ったこと③】
そして、講座の中で何度も繰り返し伝えられていたことがあります。
「子どもと大人が2人きりにならないこと。」
今日、このことだけでも持ち帰ってほしい、とおっしゃるほど、大切なメッセージでした。
自分は大丈夫と思っていても、誤解や疑念が生まれる状況は誰にでも起こり得ます。子どもを守るためだけではなく、大人自身を守るためにも、2人きりにならないという環境づくりが、最もシンプルで効果的な予防策なのだと改めて感じました。

【印象に残ったこと④】
もう一つ印象に残ったのは、「カスタマーハラスメントから取り組む」という考え方です。
利用者や保護者からの過度な要求や暴言は、対応した職員個人の問題ではなく、組織全体で守るべき課題として捉えることが重要だと話されていました。
一人の職員に負担を背負わせるのではなく、組織としてどう支えるかを考えることが、結果として他のハラスメント対策や子どもの安全にもつながっていくという視点は、とても納得感がありました。
講座の最後には、子どもの安全を守るために、すべての団体がまず取り組むべきこととして、「研修」「ケース検討」「相談窓口」の三つが挙げられました。
どれも特別なことではありませんが、日頃から組織全体で学び、相談できる仕組みを整えておくことが、いざという時の対応力につながります。
そして先生は、事後対応は、事前に準備したことしかできない、と繰り返し話されていました。
事故や問題が起きてから慌てるのではなく、自分たちの組織では何が起こり得るのかを想像し、備えておくことの重要性を強く感じました。
私自身、不登校支援やプレーパーク、親の会など、子どもや保護者と関わる活動に携わる中で、子どものためという思いだけでは十分ではないことを改めて実感しました。
安心して過ごせる居場所は、子どもだけでなく、そこに関わる大人同士が互いを尊重し、学び続けることで初めて成り立ちます。
うちの団体では起こらないだろうではなく、どの組織でも起こり得るという前提で考え、違和感を見過ごさず、安心して相談できる文化を育てていくこと。
その積み重ねが、子どもたちの安心と安全につながるのだと学んだ、非常に示唆に富んだ講座でした。
【第二回実践編にむけて】
今回の講座では、「どうすれば問題を未然に防げるのか」という予防の考え方を中心に学びました。
一方で、どれだけ準備をしていても、すべてのリスクをゼロにすることはできません。だからこそ、第2回では「それでも起きてしまったときの初動対応」がテーマになります。
私は今回、予防の重要性を学ぶほど、もし実際に起きてしまったら、何を優先して、誰に相談し、どのように対応すればよいのだろうという疑問が強くなりました。
子どもたちを守るためにも、活動を続ける大人や団体を守るためにも、その時に備えておくことは、予防と同じくらい大切なのだと思います。
第2回では、その具体的な対応について学べるとのこと。今回の学びが非常に実践的だったからこそ、続きもぜひ学びたいと思っています。
第二回の録画動画はこちらからご視聴いただけます!
▼講座を参加された皆さんの声
・日本版DBSの実施事業者として認定を受ける際、「よく分からない」「面倒そうだ」と形式だけを整えようとする事業者と、今回の講座を通して「団体組織と受益者を守る」という意識を高く持って認定に臨む事業者とでは、将来的に大きな差が出ると痛感しました。
組織の防衛策として非常に有意義で、受講して本当に良かったです。また、一保護者の立場としても、子どもの安全を守るための新たな視点を得ることができました。(団体スタッフ)
・塙先生の熱い思いを感じられました!「こども性暴力防止法」ときくと、あまり自分の日常と関係ないのかな…と思ってしまっていましたが、”ハラスメント”や”セーフガーディング”という広い概念で考えると、すべての大人がきちんと考えて、社会の常識をアップデートしなければならないと感じました。(保護者)
・知っているようでよくわかっていなかった「コンプライアンス」について知ることができた。新しい知識「権威勾配」や「死人テスト」について知ることができた。(保護者)
▼録画動画について
☆当講座の録画動画はこちらからご覧いただけます。
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